大多喜町 西畑歳時記10月

神無月

名月の夜の団子挿し

広辞苑によれば、名月とは陰暦八月一五日夜の月、また、陰暦九月十三日夜の月とされているが、太陽暦では、十月中の満月の夜のことを名月の夜とされていた。
この夜は、各家庭では、栗、すすき、里芋、団子又は餅等を供えた。また、この夜は男の子達の楽しみとして、供えてある団子や餅、いも等を先を尖らせた竹芋でその家の人の目を盗んでつついて取るのであった。そっと、軒下の暗闇を這って行って、家人に見つからないように、取るのは、とてもスリルがあった。家人も知っていても知らないふりをしたり、また、おどけて怒鳴ることもあった。怒鳴られると、バタバタ皆で逃げるのであった。月は笑って見ているようだった。

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つか坊と姉ちゃん