大多喜町 西畑歳時記4月

卯月

種籾の塩水選

毎年四月に入ると、村農会の指導で、種籾の塩水選が地区共同で行われた。当地区では、二組に分かれ別々に行われ、その方法は二斗樽(三六立)に水と岩塩を入れ、塩度計で塩分を計り、浮き上がった籾を捨てるという極めて原始的なもので、家順にこの樽を担いで行って行われた。これが当時唯一の科学的処理で消毒薬など使うことはなかった。

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つか坊と姉ちゃん